正社員なのにボーナスが全くない…法律はどう定めている?

正社員にとって嬉しいものといえば、賞与(ボーナス)でしょう。多ければ多いほどテンションが上り、「やりがい」を感じるものです。

そんな賞与ですが、景気の良い話がある反面、社員であるにもかかわらず「まったく支払われない」人もいると聞きます。

社員であるにもかかわらず「賞与が支払われない」ことは、納得がいかないもの。このようなことは法的に許されるのでしょうか?

法律事務所あすかの冨本和男弁護士に見解をお伺いしました。

 

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Q.社員なのに賞与が支払われない…これは違法ではありませんか?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

A.必ずしも違法ではありません

「結論からいうと、賞与についての決まりがそもそもないのであれば違法でないと考えます。賞与は、定期または臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるもので、その支給額が予め定められていないものをいうとされています。

しかし、そもそも賞与の支払いを義務付ける法律があるわけではありません。したがって、正社員に賞与がまったく出ないとしても必ずしも違法ではありません。

もっとも、就業規則などで勤務先が賞与の支給を約束し、支給基準も明確であれば、従業員としてはそうした就業規則などを根拠に請求することができます。

したがって、その場合に支払わないのは違法となります」(冨本弁護士)

 

賞与については法的に支払い義務があるわけではないため、仮にまったくでないとしても違法にはならないようです。

実際のところそのようなことになれば退職を考えるでしょうが、違法性を主張することは難しいのですね。

 

*取材協力弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー。)

*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)

【画像】イメージです

*xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

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