離婚したいのに配偶者がトンズラ! その心理と打開策を弁護士が解説

離婚は結婚以上に悩むもの。いざ決断したとしても、時間が経つに連れ気持ちが変わることも多いですよね。しかし離婚は配偶者との話し合いで決まるものであり、相手がその気持ちを受け入れるかどうかはわかりません。

そんな状況で、離婚が決まっているにもかかわらず届けを出すことを拒否し、音信不通になることもあると聞きます。一体どんな心理で不通になってしまうのでしょうか? 銀座さいとう法律経済事務所齋藤健博弁護士に聞いてみました。

 

音信不通になる心理とは?

齋藤弁護士:「離婚自体を迷っている、というより、精神的に疲れる、また、責められると感じる方が多いように思います。離婚問題が顕在化すると、主張が先鋭化するので、ある意味で精神的にすり減ると感じる方が多いです。

実際、なにか非違行為があったとしても、それを反省する弁を述べる方はあっても、心から反省しているのかどうかがみえないのが人間でしょう。そして、正面から正論を言われてしまうと、ある種抵抗するのも人間の性なのかもしれません」

音信不通になる人は迷いよりも、現実を直視したくないという人のほうが多いようですね…。少々情けないような気もしますが、それが現実ということでしょうか。

 

音信不通の配偶者と離婚する方法は?

相手が音信不通になってしまうと、当然離婚することが難しくなります。そうなった場合、どのよう打開すればいいのでしょうか? 銀座さいとう法律経済事務所齋藤健博弁護士に聞いてみると…。

齋藤弁護士:「就業先などに確認し、できる限り建設的に話を進めていきたい意向はあきらかにしていくべきです。それでもだめであれば、調停などの手段も視野に入れないといけません」

相手の居場所をなんとかして突き止め、話し合っていくしかないようです。最短で別れるには、どうしたらいいのでしょうか?

齋藤弁護士:「各種条件が整わないことが原因となり、離婚が遅延している場合には、財産分与などの主要な離婚条件はのちにさだめるものとして、離婚届を先行して提出し、離婚の結論を先に得てしまうやり方はあるでしょう。

この場合、財産分与の時効期間は二年なので、うかうかしているとその程度は過ぎてしまうことがあるでしょう」

 

離婚に詳しい弁護士に相談を

離婚は結婚以上にパワーと手続きを要するもの。逃げたくなってしまうケースや、相手方の「身から出た錆」が原因で離婚する場合、行方をくらますこともあります。

そのようなとき、「八方塞がり」のような気持ちになってしまいますよね。そんなときは、離婚に詳しい弁護士に相談して見るのも、1つの手段です。

また、連絡もつかず、どこにいるかもわからない場合には、探偵に捜索を依頼することもできます。

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*取材協力弁護士: 銀座さいとう法律経済事務所 齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に乗っている。)

*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)

齋藤健博 さいとうたけひろ

銀座さいとう法律事務所

東京都 中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング503E

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