非喫煙者にとってタバコの煙は大変に迷惑なもの。とくに、道を歩いている際前からプカプカと流れてくる煙は、このうえなく不愉快なものです。
また、喫煙者にとってもそのような人間はイメージを悪くするだけに、忌み嫌われる対象に。しかし、なかなか減ることがなく、歩きタバコをする人を見かけることは多々あります。
迷惑と感じる人からは、なんとか「法律で取り締まることができないか」という声があがるのですが。そのような法律は、存在していないのでしょうか?
Q.歩きタバコを取り締まる法律はありませんか?
A.地方自治体の条例は施行されています
現在のところ、歩きタバコを取り締まる法律は存在していません。ただし、地方自治体によっては路上喫煙禁止条例を設けているケースがあります。
条例の名称と罰則規定についてはそれぞればらつきがありますが、過料の金額は2000円から2万円以下であることがほとんど。また、過料を徴収しない「努力義務」とする自治体も。
過料については目の届かないケースもあるため、すべてを徴収することが難しいため、条例区域内でも歩きタバコをしてしまう人は一定数存在しているよう。しかし、施行の効果はあったようで、歩きタバコや吸い殻のポイ捨てが減ったなどの効果はあったようです。
歩きタバコを嫌う人は多いもの許可された場所で喫煙するようにしましょう。
*記事監修弁護士:弁護士 小野智彦(銀座ウィザード法律事務所。浜松市出身。エンターテイメント法、離婚、相続、交通事故、少年事件を得意とする。)
*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)