半日だけ休日出勤した場合は?どんな時に代休や振替休日もらえるの?

通常は平日勤務、土日休みの会社員でも繁忙期や行事があるときにはどうしても日曜日などに休日出勤をしなければならないことってありますよね。

この休日出勤をしたとき、会社によって処理の仕方は様々で、休日出勤として残業代を支払って済ませたり、「代休」や「振替休日」を与えたりすることがあります(中にはサービス休日出勤というブラックなケースもあるかもしれませんね……)

そもそもこれらに違いはあるのでしょうか? また、どの取り扱いもちゃんと適法な取り扱いなのでしょうか?

Q.代休ってそもそもどんな時にもらえるもの? 振替休日との違いは何?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

A.代休とは休日出勤をした「後」に代わりの休日としてもらえるものです。振替休日と異なり、代休を取得しても休日出勤をした分については残業代を請求することができます。

上記でも触れたように、休日出勤(法定休日)をした場合の適法な取り扱いとしては以下の3つが考えられます。

(1)割増賃金を含めその日働いた分の賃金を全額支払う

(2)代休を与える

(3)振替休日を与える

このうち(2)と(3)の違いが勘違いされがちですが、「休みがどのタイミングで決まったか」で代休なのか振替休日なのか区別されます。

休日出勤をする前に事前に代わりの休みが特定されていれば「振替休日」、特定されず事後的に休みを取れば「代休」になります。

ちなみに、この2つの最大の違いは「割増賃金」の有無にあります。事前に休みが決まる振替休日はその休みが与えられれば割増賃金の支給は不要なのに対し、事後的に休みを与えた「代休」については割増賃金(35%)の支給が必要になるということです。

なお、休日出勤が半日で済んだ場合の振替休日、代休については特に法的な定めはないため、代わりの休日はやはり半日としても問題ありません(ただし、その場合でも代休であれば割増賃金分の支給は必要となります)。

 

*取材・文:ライター 松永大輝(個人事務所Ad Libitum代表。早稲田大学教育学部卒。在学中に社労士試験に合格し、大手社労士法人に新卒入社。上場企業からベンチャー企業まで約10社ほどの顧問先を担当。その後、IT系のベンチャー企業にて、採用・労務など人事業務全般を担当。並行して、大手通信教育学校の社労士講座講師として講義サポートやテキスト執筆・校正などにも従事。現在は保有資格(社会保険労務士、AFP、産業カウンセラー)を活かしフリーランスの人事として複数の企業様のサポートをする傍ら、講師、Webライターなど幅広く活動中。

【画像】イメージです

*freeangle / PIXTA(ピクスタ)

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