妻に内緒で不倫相手とのこじれを決着したい…男女問題を弁護士に相談するメリットとは?

Photo by 伊藤あきら

京都大学法学部・京都大学法科大学院卒業後、4大法律事務所でM&Aや巨額な税務訴訟案件を始めとして有名企業や大企業などの案件にも携わってきた坂尾弁護士。事務所を構えている場所が銀座ということもあり、不倫や愛人関係に関するトラブルの相談にも多く関わっているそうです。そこで今回は坂尾弁護士に、愛人、不倫トラブルが起きてしまった場合の弁護士としてのアドバイスについてお伺いしました。

坂尾 陽(さかお あきら) 
(アイシア法律事務所代表弁護士。京都大学法学部・京都大学法科大学院卒業後、四大法律事務所の1つ「森・濱田松本法律事務所」において、M&A、相続・事業承継、税務訴訟案件を主に担当。東京・銀座において独立してアイシア法律事務所を設立)

 

愛人からの慰謝料請求を短期間で1,800万円も減額!?

__銀座に事務所があるということもあり、不倫や愛人関係のトラブルに関する相談は多いと伺いましたが、具体的にはどのようなトラブルが多いのでしょうか。

まずは一般的な不倫相手・浮気相手に対する慰謝料請求をしたい、又は慰謝料請求を受けたので減額をしたいという案件が多いですね。さらに当事務所で意外と多いのが愛人・不倫相手から慰謝料を請求されるケースですね。例えば、愛人から手切れ金として2,000万円という高額な慰謝料を請求された方から依頼を受けたことがあります。

依頼者は結婚しており、愛人である女性とは不倫関係にありました。愛人である女性は依頼者との結婚を期待していたそうなのですが、最終的に別れることとなり、結婚に対する期待を裏切られたことから、依頼者に2,000万円を超える手切れ金を慰謝料として請求したのです。

依頼者は慰謝料のことも含め、できれば奥様に知られることなく、この問題を解決したいという気持ちもあり、相談に来られました。

__奥様に知られずに、というのはなかなか難しそうな話ですが……。実際にそのような相談は多いのでしょうか?

相談に来られる、ほとんどの方がそうですね。

奥様や会社、近所に住んでいる方に知られないよう、内密に解決してほしいという形で相談に来られます。もちろん相手の方の行動によるところが大きいため、絶対に知られないという確約はできませんが、できるだけ依頼者の意向に沿うよう対応しています。

先に挙げたケースに関しては、奥様が関与することなく、200万円を慰謝料として払うことで話がまとまり、約1ヶ月という短期間の交渉で解決することができました。

もちろん、淡々と交渉というわけではなく、相手の女性との粘り強い話し合いが必要ではありましたが、最終的には相手の女性にも納得していただくことができました。

 

■不倫や愛人トラブルは当事者間での解決は難しい?

__このようなトラブルの場合、やはり間に弁護士を入れることのメリットは大きいのでしょうか?

メリットは大きいと思います。愛人、不倫関係のトラブルは当事者間で話し合っても、感情的なやり取りが多く、なかなか合理的な話し合いをすることが難しいです。また、請求する側は被害者意識が強いため、家族や職場にばらすと脅迫する又は暴力行為や自傷行為に及ぶ等のケースが少なくありません。

第三者である弁護士を間に入れることで、話はまとまりやすく、解決するスピードは確実に早くなります。暴力や脅迫を受けた場合でも弁護士が間に入ることで冷静に話を聞いて貰うことができます。

もちろん、簡単に話がまとまるわけではないですが、お互いの話をしっかりと聞いて、冷静に落とし所を探すことができる弁護士が間に入ることが重要ですね。

__愛人、不倫トラブルを解決する際に、重視しているポイントなどはありますか?

愛人、不倫関係のトラブルは、法律的にというよりも感情的に理解していくことがポイントだと私は思います。もちろん、依頼を受けている以上、私は依頼者の立場に立って考える必要はあるのですが、一方で相手方である女性の話や要望もしっかりと聞くようにしています。

依頼者だけでなく、相手の女性の気持ちという部分も大事にしなければ解決が難しくなるからです。いきなり関係のない弁護士が話に入ってきて、ビジネスライクに対応されてしまっては、女性側としても素直に話を聞く気にはなれないと思います。

__依頼者だけでなく、やはり相手の信頼も得る必要があるということですか?

そうですね。相手からの信頼がなければ、私が話している内容の全てが依頼者にとって都合の良い話と捉えられかねません。

例えば、「奥さんにバラしてしまったら、奥さんから慰謝料を請求されることになるかもしれません」と相手の女性に伝えたとして、信頼関係があれば、それを忠告として受け止めて頂けるかもしれませんが、信頼関係がなければ「奥さんにバレたら都合が悪いから、この弁護士はそんなことを言っているのだ」と受け止められます。

私が正確な情報を提供したとしても、それがうまく生きるかどうかはやはり信頼関係が成立していなければ難しいと感じますね。

__愛人、不倫関係のトラブルは解決するまで平均的にどのくらいの期間がかかるのでしょうか?

ケースバイケースではありますが、一般的な不倫・浮気の慰謝料請求事案では3ヶ月程度が目安です。

愛人・不倫相手からの慰謝料請求事案では、元々はお互いに愛情があるということもあり、だいたい1ヶ月程度でスピーディに解決することが多いです。もちろん話がこじれにこじれてしまったら、長くなってしまうこともありますが、早い段階で相談をしていただければ、解決も早くなります。

先にお話しした通り、当事者間で解決しようとすると、かえって問題が大きくなってしまうケースがありますので、早めのご相談をお勧めします。

 

*取材協力弁護士:坂尾 陽(アイシア法律事務所代表弁護士。京都大学法学部・京都大学法科大学院卒業後、四大法律事務所の1つ「森・濱田松本法律事務所」において、M&A、相続・事業承継、税務訴訟案件を主に担当。独立しアイシア法律事務所を設立。現在はテレビ東京WBSワールドビジネスサテライトやFMうらやす「ときめきウィンド」の準レギュラーなど、メディアへの出演も積極的に行っている)

*取材・文:伊藤 あきら(AFP、クラシックカメラアンドアンティークカンパニー株式会社代表取締役。同志社大学卒業後、日本生命相互会社、HIPHOPダンサー、税理士法人を経て、現職。会社経営の傍ら、フリーライターとしても活動している。オフィシャルサイト「いとうノート」)

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*伊藤 あきら

鈴木 謙太郎 すずきけんたろう 弁護士

虎ノ門法律経済事務所 池袋支店

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渡部 孝至 わたなべ たかし 弁護士

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若井 亮 わかい りょう 弁護士

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