【いい夫婦の日】男女トラブル案件を多くこなした弁護士が語る円満に過ごす秘訣とは

間もなくやってくる11月22日は「いい夫婦の日」ですね。日本の夫婦の皆さん仲が良く「いい夫婦」であれば、こんなに良いことはありませんが、悲しいことに、この仕事をしていると、夫婦円満とはなんと難しいことか、という想いが日に日に強くなっていきます。

夫婦間のトラブルにも様々なものがあり、なかなかタイプ別に見ることは難しいと言わざるを得ません。ですが、あえて分類してみると、性格の不一致やお金のトラブルが多いように感じます。

今回は、性格の不一致、お金のトラブルを夫婦間で生じないようにさせるためにどんなことが必要か、考えたいと思います。

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

 

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■「夫婦といえども他人」という自覚を持つ

性格の不一致の中でも特に多いのが、一方が他方のすることが気に入らなくて、ことあるごとに口汚く罵ったり、いちいち細かいことに口を出したりして、言われている方が限界を超えてしまうというケースです。

罵っている方は、自分が相手の嫌がることをしているということに、離婚を切り出されるまで全く気付かない、あるいは、切り出されても、切り出した方が悪いと考えることが往々にしてあります。

こういう問題は、結婚したことによって、一方が、“相手と自分が全く同じ価値観を共有したような錯覚に陥ってしまう”、あるいは“何でも自分の思い通りになって当たり前と勘違いする”ことによって生じることが多いのではないかと思います。

また、言われる方も、波風を立たせるのが嫌で、言われるがままになってしまうため、相手をつけあがらせてしまうということもあります。

夫婦と言えども元は赤の他人。そうそう自分の思うとおりになるわけではありません。夫婦はお互いにこのような自覚を持つことが必要でしょう。また、言われる側は、嫌だと思ったら、都度、自分の気持ちを相手に冷静に伝えるということも必要ではないかと思います。

 

■お金の管理方法を結婚時に決めておく

結婚後のお金のトラブルも、例えば単なる金銭感覚の違いから、一方に明らかな浪費癖があるケースまで、実に様々です。また、よくありがちなのが、夫が給料の管理を妻に任せていた結果、自分の預金をすっからかんにされて知らない口座に移されていたというものです。

先ほどの性格の問題もそうですが、金銭感覚も人によって様々で夫婦とて一致するとは限りません。

ですので、夫婦間のお金の管理方法は、結婚時にきちんと決めておくこと、子が生まれた時など節目節目に話し合うことが必要でしょう。例えば、生活費は、お互いに月いくらずつ出してどの口座に入れておくか、貯蓄用の口座はどうするのか、ということです。他人行儀に思えるかもしれませんが、本来であれば、書面にしておくのが一番いいのではないかと思います。

 

ここまで書いておいてなんですが、夫婦間のトラブルを防ぐ決定的な秘訣はないというのが私の感想です。もしそんなものがあるのでしたら、この世から離婚などというものはなくなっていることでしょう。机上のアドバイスではどうにもならない問題があるからこそ、夫婦と言えるのかもしれません。

 

*著者:弁護士 寺林智栄(ともえ法律事務所。法テラス、琥珀法律事務所を経て、2014年10月22日、ともえ法律事務所を開業。安心できる日常生活を守るお手伝いをすべく、頑張ります。)

【画像】イメージです

*xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

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寺林 智栄 てらばやしともえ

ともえ法律事務所

東京都中央区日本橋箱崎町32-3 秀和日本橋箱崎レジデンス709

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