YouTubeで違法アップロードされた動画を視聴…見るだけでも逮捕って本当!?

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*画像はイメージです:https://pixta.jp/

11月4日、人気映画『君の名は。』などのコンテンツを、ファイル共有ソフトを使ってインターネット上にダウンロードできるようにしたとして、無職の男性(54)が逮捕されたとの報道がありました。また、少し前(平成24年)のことですが、違法ダウンロードに対して刑事罰が科される法改正がなされ、注目を集めました。

法改正当時は“動画サイトを視聴するだけで逮捕されてしまう”などという懸念もされ、大きな話題を呼んだものです。

刑事罰化の法改正から4年が過ぎたいま、違法ダウンロードの話題は少し落ち着いた感じがありますが、はじめに紹介した『君の名は。』の事例のように、違法コンテンツに関する法的トラブルがなくなったわけではありません。

そこで今回は、“違法ダウンロード”で逮捕されないために、知っておいて損はない、違法コンテンツにまつわる法律問題についておさらいしてみたいと思います。

 

■そもそも違法ダウンロードって?

違法ダウンロードとは、簡単にいえば、「違法にアップロードされたコンテンツを、それと知りながらダウンロードすること」をいいます。

つまり、違法ダウンロードとは違法アップロードが前提となっており、コンテンツを“利用する側”の法的責任に関する問題なのです。

 

■違法ダウンロードで逮捕されるケースとは?

違法ダウンロードで逮捕されうるケースは、次の2パターンがあります。

(1)そもそも私的使用目的ではない

私的使用目的でない違法ダウンロードは、法改正前から刑事罰の対象でした。

例えば、ダウンロードしたものを転売するとか、大勢の前で上演してみせるとか、そういった目的でダウンロードすることは、もとから逮捕などの対象となる行為だったのです。

(2)私的使用目的だが、有料の音楽や動画の違法ダウンロードである

有料の音楽や動画の違法ダウンロードは、たとえ私的使用の目的であっても逮捕などの対象となります。(この内容を定めたのが平成24年の法改正です。)

典型的な例は、違法にアップロードされたDVDやCDのダウンロードです。

音楽や動画が対象ですから、画像の違法ダウンロードは刑事罰の対象にはなっていません。(ただ、画像の違法ダウンロードも損害賠償などの対象であり、法的責任を問われる行為です。許される行為ではありませんので、注意しましょう。)

渡辺 泰央 わたなべやすひろ 弁護士

四谷コモンズ法律事務所

東京都新宿区四谷二丁目11番地 四谷エコビル3階

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