緊急走行をしているパトカーは何キロまで出して良い?

■緊急走行でできること

状況に応じて道路右側にはみ出して追い越しや逆走ができ、赤信号などで一般車両が停止しなければならない状況でも、停止せずに通過できます。

シートベルトの着用義務も免除です。

速度制限も緩和されており、一般道は80km/h、高速では100km/hまで可能で、さらに交通違反取締時は、違反車両と同等の速度で走行できます。

このように、緊急車両は速度制限が緩和されていますが、無制限ではなく、過去にはパトカーが速度超過で処分を受けた実例もあります。

 

■緊急走行時の遵守事項

赤色灯・サイレンの使用の他、赤信号や一時停止標識の前では、徐行安全確認義務が課せられています。

緊急車両といえば、通常は、パトカーや救急車を思い浮かべますが、道交法上は、それ以外でも指定を受ければ、緊急走行が可能となっています。

もちろん、全ての車両が緊急車両としての指定を受けられるわけではありませんが、意外と多くの緊急車両が存在しています。

 

*著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。顧問法務、不動産、太陽光自然エネルギー、中 国法務、農業、不貞による慰謝料、外国人の離婚事件等が専門。)

*ABC / PIXTA(ピクスタ)

星野宏明
星野 宏明 ほしのひろあき

星野・長塚・木川法律事務所

東京都港区西新橋1‐21‐8 弁護士ビル303

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