緊急走行をしているパトカーは何キロまで出して良い?

街中で救急車が赤信号で走行していたり、パトカーが法定速度よりも早い速度で走行しているのを見かけたことがある方も多いではないでしょうか。

また、救急車やパトカーだけではなく、ガス会社の車両や赤十字社といった車両も上記のような走行をしているところを見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

意外にも様々な車両が緊急車両として認められているようですが、一体、どのような車両が、どのような理由で緊急走行ができるのでしょうか。そして、緊急走行している時に制限速度はあるのでしょうか?紹介したいと思います。

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■どのような車両が緊急走行できる?

道交法では、追い越しや、赤信号の停止義務が定められていますが、例外として、緊急自動車は、赤信号を通過できたり、速度制限が緩和されたりしています(道交法39条、41条、道交法施行令13条)。

緊急走行できる緊急自動車には、公安委員会の指定が必要であり、警察車両や消防車・救急車の他、電力会社やガス会社、鉄道会社、レッカー車、病院のドクターカー、赤十字血液センターの輸血用血液搬送車なども、指定を受ければ緊急自動車として緊急走行が可能です。

星野宏明
星野 宏明 ほしのひろあき

星野・長塚・木川法律事務所

東京都港区西新橋1‐21‐8 弁護士ビル303

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