人に言いたくない過去というものは誰にだってあるもの。なかには、配偶者や家族にその事実を隠したまま結婚・出産し、生活をしている人もいることでしょう。
おもに女性の場合、苦しい生活の改善や、借金返済のためにといった理由から風俗店に勤務することがあります。性的サービスを不特定多数の男性に行うことを仕事とするのは、やはり嫌悪する人も一定数存在しますから、「隠しておきたい」と思うはず。
しかし、何らかの理由で配偶者にバレてしまうこともあります。そうなると、離婚を切り出される可能性も。そのような過去があったという事実のみで、離婚することはできるのでしょうか?
Q.配偶者に風俗勤務の過去を隠していた…離婚事由として認められる?
A.それだけでは認められませんが、それによって関係が修復不可能になった場合は認められることもあります。
離婚原因として法律が定めているのは、民法770条です。
今回問題となるのは、「
「隠しごと」は時に相手を傷つけないための「思いやり」になりますが、それがあだになることもあります。愛する人なら、仮に過去にやむにやまれぬ理由での風俗勤務歴があったとしても、理解して愛してくれるはず。
もちろん「言いたくない」という気持ちも理解できますので一概には言えませんが、後々のことを考えるとすべてを打ち明けたほうがいいかもしれません。
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