勘違いしがちな残業代ルール…わざとダラダラ残業すれば「残業代」で儲けられる?

有名企業の過労自殺事件を受け、ここ最近企業も行政も労働時間の抑制にようやく本腰を入れつつあります。

しかし、自身の健康やプライベートのために極力無駄な残業したくない人がいる一方で、毎月残業代が貰えることを前提として生活(生活残業、とも言います)しているため、ある程度「残業したい派」の人も少なからずいるのではないでしょうか。

そこで、会社が残業を指示していないにもかかわらず、わざとダラダラ会社に残って残業している人は残業代を受け取ることができるのでしょうか?

Q.残業ってすれば必ず「残業代」を貰える権利がある?

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

A.会社から許可を得ず勝手に残って残業しているような場合、残業代は貰えないこともあります。

会社の労務管理の方法にもよるため一概には言えませんが、長時間労働を抑制するために残業を上司の「許可制」にしている会社も最近増えてきました。このような会社では予め上司に残業の「申請」を出し、その「許可」を受けて初めて残業が認められるため、何の申請も出さずに業務上必要でない残業を勝手に残ってやっているだけではその業務は残業とは認められない可能性があります。

会社側としても従業員にダラダラ残業されて人件費がかさむのは避けたいため、「本当にその業務は残業してまでやる必要があるのか?」を厳しくチェックするようになってきています。これからの時代、残業代を生活費のあてにするのはそろそろ難しくなってくるのかもしれません。

 

 

*取材・文:ライター 松永大輝(個人事務所Ad Libitum代表。早稲田大学教育学部卒。在学中に社労士試験に合格し、大手社労士法人に新卒入社。上場企業からベンチャー企業まで約10社ほどの顧問先を担当。その後、IT系のベンチャー企業にて、採用・労務など人事業務全般を担当。並行して、大手通信教育学校の社労士講座講師として講義サポートやテキスト執筆・校正などにも従事。現在は保有資格(社会保険労務士、AFP、産業カウンセラー)を活かしフリーランスの人事として複数の企業様のサポートをする傍ら、講師、Webライターなど幅広く活動中。)

【画像】イメージです

*tomos / PIXTA(ピクスタ)

【関連記事】

勘違いしがちな「有給休暇制度」…ちゃんと利用するために知っておくべき3つのポイント

勘違いしがちな「残業代のルール」…年俸制だと残業代が出ないって本当?

残業時間の上限は1カ月で45時間!?「36協定と長時間労働」の意外なカラクリ

退職届と退職願、どちらを出すのが正解?法的に知っておきたい悔いのない会社の辞め方

上司から残業代が出ない「サービス早出」を強要された場合の4つの対処法

天野 仁 あまのひとし 弁護士

東京ステラ法律事務所

東京都新宿区四谷2-8新一ビル1101

牛田 喬允 うしだ たかまさ 弁護士

赤坂山王法律事務所

東京都港区赤坂2丁目13番19号 多聞堂ビル6階

河原崎 友太 かわらさき ゆうた 弁護士

浦和法律事務所

埼玉県さいたま市浦和区高砂2-3-19 新高砂ビル3階

コメント

コメント