ニュースなどで、裁判が提起された時、被告となった人や企業から「訴状が届いていないからコメント出来ない」というコメントが発表されます。それは、どうしてなのでしょうか。
人の社会では様々なトラブルが発生します。そのトラブルのほとんどは話し合いによって解決するかあるいは被害者が諦めてしまいます。ごく一部のトラブルが裁判所に持ち込まれます。
どのような形で裁判になるのか、図式化すると次のとおりです。
(1)トラブル発生→(2)話し合い→(3)決裂→(4)訴え提起(裁判所に訴状を提出すること)→(5)裁判所による訴状の審査及び第1回期日の指定→(6)訴状を被告に送達→(7)第一回期日(訴状に対する被告の答弁)→(8)多数回の期日→(9)判決あるいは和解
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