ほろ酔いで繁華街を歩いていたら女性の客引きに呼ばれ、ついていった所までは覚えているが、そこから記憶が無い…。
記憶どころか、財布や身につけていたもの全てが無くっている、場合によっては口座からお金が引き出されているということもあります。
その多くが、お店で提供された飲み物に睡眠薬やその他の薬物などが盛られ、昏睡状態、または意識朦朧の状態にさせられた上で行われます。
このような行為はもちろん犯罪ですので、犯人逮捕のために動かなくてはいけません。しかし、記憶が無いのでどうすれば良いのか分からないという状態でもあります。
そこで今回は、犯人逮捕の為にできることや、被害を最小限にとどめる為にはそうすれば良いのかを解説します。
■被害拡大の防止
現金や金品は盗まれると戻って来ない可能性が高いですが、クレジットカード、キャッシュカード、預金通帳については、引き落としや暗証番号があるため、実際に使われるまでにタイムラグがあります。
したがって、カード、預金口座を管理するクレジット会社、銀行に電話して、盗難に遭ったので凍結するよう依頼して下さい。
クレジット会社や銀行の盗難・凍結依頼のコールセンターは、ほとんどが年中無休24時間受け付け可能となっていますので、すぐに連絡し、被害拡大を防ぐようにしましょう。
■警察への届出
警察への相談は、事件後早ければ早いほど望ましいです。
自分で現場に戻って証拠を探したり、犯人を追いかけたりすることを試みるよりも、ます警察に被害届を提出して下さい。
警察署が近くにあれば警察署、なければ交番でも構いません。
犯行から間もない段階であれば、事件内容によっては警察が検問を設け、早期に犯人を準現行犯逮捕できることもあります。
何より、事件後記憶が鮮明なうちに警察で調書を取ってもらうことで、犯人逮捕や裁判にも役立ちます。
人の記憶は、自分が思っている以上に失われるのが早く、時間が経つと様々な事後的体験により記憶が塗り替えられてしまい、不正確となる可能性があります。
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