イジメを理由に修学旅行を拒む娘…参加しなければならないの?

Hさん(50代・男性)は、中学生の娘から衝撃的な告白を受けました。学校でイジメを受けているというのです。そして2月に予定されている修学旅行について、娘に「どうしても行きたくないのでなんとかしてほしい」と告げられました。

 

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学校側と交渉するも…

父親として、娘の訴えを無下にすることはできません。Hさんは学校側にイジメ根絶と修学旅行の不参加を相談します。帰ってきた答えは「できるだけ参加してほしい」という信じられないもの。イジメを見抜けず、こちらの主張も無視するとは「さすが無能教師」と呆れ果ててしまったそうです。

娘がイジメを受け、「行きたくない」と言っている以上「行かせることはできない」と考えているHさん。父親の気持ちを考えれば、当然の行動であるようにも思えます。修学旅行は「絶対参加」しなければいけないのでしょうか?

虎ノ門法律経済事務所 池袋支店齋藤健博弁護士に解決方法をお聞きました。

 

修学旅行の参加は「義務」なのか

齋藤弁護士:「基本的に、就学関係に服する以上は、実は義務であると考えることはできます。学校長の有している教育・管理の裁量は極めて大きいと判断するのが判例・各種裁判例の考え方であることが理由です。

ですが、かといって学校側は、生徒側がどうしても行きたくないと考えている場合にまで、無理やり修学旅行に連れ出すことはできません。しかも、理由がイジメなのであれば、立派な犯罪や不法行為を構成するものですから、なおさらです。

学校側に対し、修学旅行に行きたくないと考えている合理的理由を提示し、正式な見解を示すよう、働きかける作業が必要となります。そのうえであれば、公欠扱いとすることを求めることも十分合理的でしょう」

 

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再度働きかけが必要か

修学旅行は基本的に出ることが望ましいものではありますが、理由がイジメの場合は「不参加」の合理的理由となり得るようです。再度学校側に理解を求め、それでも対応が変わらない場合は、弁護士に相談してみるのも1つの手段でしょう。

 

*取材協力弁護士: 虎ノ門法律経済事務所 池袋支店 齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)

 

*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)

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齋藤健博 さいとうたけひろ

銀座さいとう法律事務所

東京都 中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング503E

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