元彼がキモすぎるストーカーに変貌! 女性はどう対処するべきなの?

飲食店に勤めるMさんは、最近ストーカーに苦しんでいます。

ある日、Mさんがアルバイトをしていると、3年前に別れた男が店に来て、自分を見ていることに気付きました。

「まじキモい!無理!」と感じていると、さらに悲劇が。その元彼のSNSを見ると、「彼女の写真♡」などという身の毛もよだつコメントとともに、自分の写真が上がっていたのです…!

元彼の気持ちが悪すぎる行いに、命の危険を感じています。

 

困り果てる女性

元彼がストーカーになってしまった原因は何だったのでしょうか。女性は「『他に好きな人ができた』と一方的にメールを送り付け、連絡を絶ち行方をくらませたからではないか」と分析しています。

話を聞く限り、自業自得な感じもするのですが、ストーカー行為は重大犯罪の危険性をもあるため、このままでいいはずがありません。

女性は今後どうすればいいのでしょうか? 銀座さいとう法律事務所齋藤健博弁護士に見解をお伺いしました。

 

どうすればいいのか?

齋藤弁護士:「ストーカー被害は深刻で、場合によっては被害者に命の危険を感じさせるなど、大きな不安を植えつけます。

SNSに勝手に写真を上げる行為などは当然ながら、プライバシー権の侵害になります。差し止めや損害賠償請求の対象となりますが、まずは内容証明郵便などで相手に対して明確な警告を出してください。

相手は自分の行為が権利侵害行為、不法行為であると自覚していないことがほとんどなので、法に則った制裁措置も考えていることを示してやる必要があるのです。

ストーカー行為があまりにもひどい場合には、民事保全手続きや訴訟などの法的手段も考えられます。

しかし私としては、そのような行為が他人の権利を侵害していることを、相手に明確に自覚させることが先決だと思っています。お互いに、ことを荒立てたくないという気持ちもあるでしょう。

ただし、ある意味では毅然とした態度をとる必要もあります。そのため、上記手段はあり得ますね」

しっかりとした手順を踏み、それでも改善しない場合は、法的手段に出ることもできるようです。

 

毅然とした態度を

ストーカー行為をしている人は、「無意識」であることも多いもの。まずは相手に「権利を侵害されて迷惑している」ということを明確にするなど、「毅然とした態度」をとることが被害を防ぐ第一歩になります。

また、ご自身へ一方的に好意を寄せる人や交際相手をストーカー化させない努力も大事。別れを切り出す際には、相手を刺激しないよう注意したほうがいいかもしれませんね。

 

*取材協力弁護士: 銀座さいとう法律事務所 齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)

*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)

齋藤健博 さいとうたけひろ

銀座さいとう法律事務所

東京都 中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング503E

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