アグネス・チャンさんに対する殺害予告・・・5日間で犯人が特定できた理由とは

アグネス・チャンさんの殺害予告を書いたとして、15歳の少年の家が家宅捜索されたと報道されています。

報道によると、19日午前8時ころに殺害予告を書き込み、翌20日に渋谷署に通報され、24日には家宅捜索が終わっているようです。

このように、書込みからわずか5日程度で実質的に投稿者の特定まで至っているわけですが、なぜこのようなスピード捜査ができたのでしょうか。

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■IPアドレスからの特定

書込みは匿名でされているわけなので、書込みを見ても誰が書き込んだのかは当然分かりません。そのため、接続の履歴を捜査することが必要になります。

Twitterに書込みをするということは、Twitterと経由プロバイダ(ソフトバンクなど)にその接続履歴が残るので、それを捜査するのです。

捜査の流れとしては、大まかにいえば、次の2つです。

(1)Twitterから接続履歴、ここではIPアドレスやタイムスタンプ(接続時間の記録)の開示を得る
(2)IPアドレスから判明する経由プロバイダに対して、契約者の情報開示を求める

Twitterは、名誉毀損や業務妨害といったものでは、国際刑事警察機構(ICPO)経由でないと情報提供をしないそうですが、人命にかかわること(殺害予告や爆破予告等)について、迅速性が必要ということで情報提供してくれるそうです。

今回の件も殺害予告であったので、かなり迅速な情報取得ができたものと思われます。

ちなみに、殺害予告などに当たらない場合は、警察が捜査をすることは実質的に困難で、発信者情報開示請求の裁判を起こしていくことが必要になり、期間としては1~2か月程度かかります。

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清水 陽平 しみずようへい

法律事務所アルシエン

東京都千代田区霞ヶ関3-6-15 霞ヶ関MHタワーズ2F

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