女児を数日間保護した女性・・・「男なら逮捕されていた」は本当か?

女児誘拐ストリーム / PIXTA(ピクスタ)

大分市で、行方不明になっていた女児を同じパートに住む女性が保護していたというニュースが、インターネット上で話題になっています。

女児が自宅に帰りたがっていなかったため、女性が保護していたという事情があったようで、警察署は事件性がないと判断して、女性を逮捕するようなことはなかったとのことです。

しかし、このニュースを目にした人からは、過去に迷子を車に乗せて祖母宅に送ろうとした男性が未成年者略取・誘拐の容疑で逮捕されたことがあったことから、「保護したのが男性だったら逮捕されていたのではないか」などという意見が寄せられており、警察の捜査の不公平も指摘されています。

この事件、男性だったら逮捕された可能性はあるのでしょうか。今回はこの点について考えてみたいと思います。

 

■警察は、どんな罪名を疑うのか

今回の件で、警察は、この女性から事情を聴くにあたり、未成年者略取・誘拐や監禁の該当性を念頭に置いていたと思われます。

詳細な情報がないので何とも言えませんが、保護した女児と家族との関係や女性と女児が元から顔見知りであったこと、女児の様子(例えば、怪我がない、精神的に不安定な様子が見えないといった事情)などから、最終的にこれらの疑いはないと考え、逮捕してさらに捜査を進めるという事態にはならなかったものと思われます。

寺林 智栄 てらばやしともえ 弁護士

ともえ法律事務所

東京都中央区日本橋箱崎町32-3 秀和日本橋箱崎レジデンス709

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