熱中症で倒れた高齢男性を助けようとバイクを止めたところ、駐車禁止区域だったため罰金をとられた。
ツイッター上にこんな投稿がされていました。投稿した人は、この警察官の措置に怒りをあらわにしていました。
確かに、交通の安全や渋滞を防ぐために、違法駐車を取り締まることは必要です。しかし、いくらなんでもこういうときにまで罰金をとるのはやりすぎではないか。そう感じる人もいるでしょう。
そこで、今回は、駐車禁止区域に車を止めたら、どんなときでも駐車違反になるのか、考えていきたいと思います。
■駐車禁止区域はどんなところか?
駐車とは、(1)人待ちや客待ち、5分以上の荷物の積み下ろしなど法律で定めた理由のために継続的に車が停止している状態、及び(2)運転者が車を離れて直ちに車両を動かすことができない状態のことをさします。
そして、道路交通法は、駐車禁止区域として道路標識などにより駐車禁止が表示されている場所、道路工事がされている区域の側端から5メートル以内の場所など、いくつかを挙げています。
これらの禁止区域に車両を駐車した場合、駐車禁止違反として罰金納付の対象となるのです。