勘違いしてる人多数? 大麻を海外で吸っても普通に犯罪になる

カフェ大麻

ヤンチャな若者の岡田くんと法律に詳しい河野さんがカフェでなにやら会話をしています。

その一部始終を覗いてみましょう−−−

 

岡田くん「大麻ってさあ、日本以外の国では結構合法なところも多いらしいね。オランダだとコーヒーショップってところで自由に吸えるらしいし。」

河野さん「いや、ちょっと待って。確かにオランダのコーヒーショップでは大麻を買って吸えるらしいね。でも、オランダでも大麻を使うことは違法って聞いたことがある。単に起訴されない運用になっているってだけでね。詳しくは知らないんだけど…。」

岡田くん「難しい話は分かんねえけどさ、要するに堂々と大麻使っても日本と違って捕まらないってことだろ?実は前から大麻に興味があってさ。今度オランダ行って大麻やってみないか?日本でやらなきゃ大丈夫だろ?!」

河野さん「その辺、結構誤解してる人多いよな。『大麻を合法としている海外でなら旅先で大麻やっても大丈夫』って都市伝説みたいに言われてるけど、それって実は間違ってるんだよ。」

岡田くん「えっ?!そうなの?詳しく教えてくれよ。」

 

●大麻取締法にはなんて書かれている?

河野さん「ああ。まず、日本では大麻を所持するや譲渡することが違法で罰せられること分かってるだろ?」

岡田くん「そうだな。」

河野さん「そのことは、大麻取締法に規定されている。で、問題は海外で大麻に関して法律の適用があるかどうかなんだ。大麻取締法の中で、さっき言った大麻の所持とか譲渡については『刑法第2条の例に従う』とされているわけ。」

岡田くん「刑法第2条?」

河野さん「そう。刑法第2条には、日本国外において罪を犯したすべての者にも適用されるって規定されているのよ。だから、結局海外だろうと国内だろうと大麻を所持したり譲渡したりするのは違法で刑罰の対象になるってこと。分かった?」

岡田くん「そ、そうだったんだ…。認識が甘かったわ。」

河野さん「まぁ、実際日本の警察が海外まで来て逮捕するってことはなかなか考えにくいかもしれないけどね。でもさ、大体、俺らタバコも止められないのに、海外で大麻にハマったら日本でも絶対欲しくなるって。やめといた方が無難だよ。」

岡田くん「そうだな。変なこと考えるのはやめとくわ。」

河野さん「やめておこう。ていうか、注文しよう。」

岡田くん「あ、お姉さん、注文いいっすか。ホットのカフェオレ一つ。ラテアートは可愛い感じでお願いします!」

 

*著者:弁護士 河野晃 (水田法律事務所。兵庫県姫路市にて活動しております。弁護士生活5年目を迎えた若手(のつもり)弁護士です。お客様に喜んでもらえた時に一番やり甲斐を感じています。弁護士というと敷居が高いと思われがちな職種ですが、お気軽にご相談していただけるような存在になりたいと思っています)

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河野先生
河野 晃 こうのあきら

水田法律事務所

兵庫県姫路市本町68-170大手前第一ビル3階

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