楽しみ過ぎ注意! 海外旅行で「やりがちな違法行為」4つ

年末年始は連休を利用し、海外旅行へ−−

1年の締めと新しい1年のスタート。気持ちよく過ごしたい所ですが、場合によってはトラブルに巻き込まれ最低なスタートに……というこも少なくありません。

時分に悪意がなくても、巻き込まれてしまう場合もあります。飛行機内でのトラブルや現地でのトラブル、どのようなケースがあるのかの紹介と対処法を解説します。

海外旅行

■出国時と機内の注意

いざ飛行機で海外に飛ぶとき、海外旅行の興奮でつい気が大きくなり、飛行機内でトラブルを起こさないよう注意しましょう。

出国審査を終えても、空港内はもちろん、日本の航空機内では、日本の刑法がそのまま適用されます。

飛行中は、上空を飛んでいる国の刑法も適用されます。

飛行中の犯罪行為、規律・秩序を乱す行為については、機長に行為者を拘束し、あるいは飛行機から降ろして当局へ引き渡したり、その他必要な措置をする権限が付与されています。

場合によっては近くの空港に緊急着陸する事態となり、周りの大迷惑になる上、航空会社から損害賠償請求されることもあります。

機内で禁止される行為は、「実はアウトな飛行機内での違法行為8選」の記事がよくまとまっていますので、参照して下さい。

なお、直近で飛行機に乗った方は機内アナウンスでお気づきかもしれませんが、最近離着陸時の携帯電源OFFルールが見直され、電波を発しない機内モードでの通信機器の使用が可能な航空会社が出てきました。

 

■到着時の注意

海外の空港到着時に気を付けたいのが、禁制品の持ち込みです。

特に生鮮食品や動植物の持ち込みは、税関で止められるおそれがあります。

この他、国によっては、一定額以上の外貨持ち込み(帰国時の持ち出し)、酒類の持ち込みに申告が必要なケースがあります。

 

■外国滞在中の違法行為

基本的には、日本と同じように行動していれば、うっかり違法行為をしてしまうことはないでしょう。

有名なところだと、シンガポールではゴミ捨てが罰金の対象となりますし、公共の場での喫煙が罰金となる国も多いです。

日本でも公共の場での喫煙が罰金の対象となる区域が都心では増えています。

東南アジアの歓楽街では、もちろん売春防止法違反とならないように気をつけて下さい。

違法薬物はもっての外ですが、外国の刑罰体系は日本と大きく異なることも多く、外国人でも薬物犯罪で死刑となることがあります。日本での感覚よりも遥かに重い刑が科せられることもあるので、行き慣れていない国では、外務省やガイドブックで基本的なお国事情は把握しておきましょう。

 

■外国でトラブルに遭遇したら

事前に現地の大使館・領事館の連絡先は控えておき、何かあったら相談するとよいでしょう。

可能な範囲での相談には乗ってくれます。

 

■帰国の時の注意

当局の注意喚起にもかかわらず依然として絶えないのが、現地で知り合った人から預かった荷物に違法薬物が隠されており、日本の空港で逮捕されるケースです。

事案により異なりますが、「知らなかった」という抗弁は、立証がかなり困難であることもあります。

怪しいと認識できた状況であれば、有罪認定されかねません。

対策は自己防衛に尽きます。

 

■裁判の仕方

最後に、海外でのトラブルを帰国してから解決する場合の手続きです。

日本に住んでいる日本人であれば、まずは日本の弁護士に相談して下さい。

事件や事故の場合、不法行為の結果(精神的苦痛や医療費支払)が日本でも生じていれば、日本の裁判所で相手を訴えることが可能な場合があります。

 

*著者:弁護士 星野宏明(星野法律事務所。不貞による慰謝料請求、外国人の離婚事件、国際案件、中国法務、中小企業の法律相談、ペット訴訟等が専門。)

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