「30秒に1回」発生している日本で最も行われている犯罪とは

1日あたり何件の刑法犯(殺人・強盗・窃盗・傷害など)が発生していると思いますか?

平成24年における刑法犯の認知件数、つまり犯罪があったことが確認された件数だけで201万件あります。その内、検挙できたのは、93万件です。

1日平均にすると5,500件ほどの刑法犯が行われている計算になり、15秒に1回は刑法犯が行われていることになります。刑法犯以外にも薬物犯罪や交通事故関係の犯罪も多々発生しているため、今もどこかで犯罪は発生していると考えてよいでしょう。

その中で特に件数の多い犯罪は何だと思いますか?もしかしたら皆さんも被害になった事があるかもしれない身近に起こる犯罪です。

それでは平成25年度の法務省の犯罪白書を参考に見て行きましょう。

牢獄

●最も多い刑法犯は「窃盗犯」

窃盗犯の認知件数はおよそ104万件ですので、刑法犯の半分以上が窃盗犯になります。30秒に1回は発生している計算になります。

窃盗犯のなかで一番多いのは、自転車盗で約30%です。次が、万引きで約13%になります。

自転車に乗っていると職務質問を受けることがありますが、それは、自転車盗が多いから警察官が職務質問をするのです。

鍵のかかっていない自転車があると、つい乗りたくなったりしますが、自転車盗とはいえ、立派な窃盗犯ですから、10年以下の懲役になる可能性があります。万引きも同じです。絶対にしないことです。

刑法犯が多いのは習慣性があるからです。一度付いた盗癖はなかなか治りません。常習的に窃盗を繰り返す常習累犯窃盗になると、コンビニで1,000円のものを盗んでも刑務所に行くことになります。そのような人を多数見てきました。絶対にやらないことです。

 

●窃盗犯以外の主な刑法犯の認知件数(平成24年)

殺人は1,030件で検挙率は93.5%です。世界的に見ても非常に少ない数字です。

強盗は3,658件で検挙率は、68.0%です。

その他、暴行、脅迫、傷害などがあります。それぞれ、具体的な数字は犯罪白書を参照して下さい。検挙率はおおよそ6割程度です。
平成25年度の犯罪白書の要約は、( http://www.moj.go.jp/content/000115818.pdf )にあります。

 

●最近一番増えている犯罪

オレオレ詐欺とか母さん助けて詐欺などの詐欺が増えています。

平成24年度の被害総額は、平成23年度のほぼ倍になる357億円以上です。この被害額は、認知されたものだけですから、実際はもっと多いと思われます。

老人の生活を破壊し、国の高齢者政策に影響を及ぼすものです。

詐欺の実行犯は10代や20代前半の若者がなります。うらで暴力団が糸を引いていますが、暴力団は検挙されず、老人に電話したり、老人からお金を受け取る若者が逮捕され、人生を狂わせています。アルバイト感覚で暴力団の手先になる若者が後を絶ちません。絶対にしないことです。

 

*著者:弁護士 星正秀(星法律事務所。離婚、相続などの家事事件や不動産、貸金などの一般的な民事事件を中心に、刑事事件や会社の顧問などもこなす。)

星 正秀 ほしまさひで

星法律事務所

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