【万が一巻き込まれたら…】半グレや反社会的勢力対応のポイント

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弊所では今まで相手方が半グレを初めとする反社会的勢力を名乗る事案についても多く対応してまいりました。

こういった事案では、相手方の属性が特殊であるため注意すべき点がございます。

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①警察には必ず相談をしておく

半グレや反社会的勢力に属する者を相手方とする事案では、必ず警察に事前の相談をしておく必要があります。

その際、警察の保有する情報と照合し、相手方の特定をはかるためにも、相手方の情報(名前、住所、電話番号、所属する組織、役職、刺青や指の欠損、傷などの外貌など)を可能な限り整理しておきましょう。

また、相手方とのやり取り(メール、会話の録音、画像、動画など)があれば、持参のうえ相談に向かうようにしてください。

相手方及びその行為の特定と裏付けが相談の重要なポイントになります。

警察に被害相談をしておけば、皆さんの電話番号を登録して110番通報の際に迅速に対応できるようにしてもらえますし、事案によっては自宅や職場近辺をパトロールしてくれたり、事件化のために捜査をしてくれたりする可能性もあります。

半グレや反社会的勢力にとっては、警察が最も厄介な存在になりますから、必ず警察との連携を取るようにしましょう。

②絶対に一人で相手方に会わない

半グレや反社会的勢力という強面の属性の相手の場合、実際に威力を用いたり、またはこちらの不安を利用したりしながら、金銭の支払や行為の要求といった、本来は法的に根拠ない、または根拠があったとしても過大な要求を通そうとしてきます。

当然、威力を用いられる可能性や不安が拡大する可能性は、一人で相手と対峙したときのほうが大きくなります。

逆に相手方からすれば複数人に来られると、ペースを握ることができず、また、記録を取られたり、警察に通報されたりというリスクが大きくなるため嫌なわけです。

相手方との直接の接点は可能な限り持たないようにしていただきたいのですが、どうしても会わなければならないときは、複数人で対応するようにしてください。

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③絶対に相手方の支配領域に行かない

強面の人から「事務所に来い」と言われると、それだけで怖いですよね。

実際に相手方の支配領域である事務所や自宅に行けば、相手方にペースを握られてしまいます。何かされるのではないかという不安は最大化し、冷静な話し合いができるはずもありません。

相手方から呼び出されても、自宅や事務所といった場所には絶対行かないようにしてください。

繰り返しますが、相手方との直接の接点は可能な限り持たないようにしながらも、どうしても会わなければならないときは、人目の多い、ホテルのロビーや喫茶店などで会うようにしましょう。

そしてその際には事前に交番の位置も把握しておき、さらに危害を加えられることも予想されるときは、事前に最寄りの警察に相手方と会うこと、トラブルになる可能性もあることを話しておきましょう。

④やり取りは全て証拠を残す

冒頭に申し上げた警察への相談にあたっても重要になるのが証拠です。弁護士に依頼するにあたっても証拠があるかないかで方向性が変わってきます。

メールやLINEなどのテキスト、電話や対面での話し合いの会話録音、画像や動画、取り交わしした書面など、案件に関わりのあるものは何でも証拠として残すようにしてください。証拠としての有用性を考える必要はありません。

なお、半グレや反社会的勢力の相手方は証拠を残さないように行動していることが多いと言えます。

お金を要求するようなリスクの大きい話は直接会った際にしかしない、第三者を使ってそれとなく要求を申し入れるなどのやり方です。

相手方もリスクがあることを前提に行動しているのです。

そのため、きちんと証拠を保全しながら対応していけば、こちらを面倒な相手と認識して被害を予防できる可能性もあります。

⑤安易な約束はしない

半グレや反社会的勢力に属する相手方は非常に駆け引きがうまく、言葉尻を捉えながら、少しずつ皆さんを追い詰めていきます。
小さなところを確実に固めて、より大きな要求を通すための道筋を考えております。

そのため、小さいことでも約束をしてしまうと、後に取り返しのつかないことになるケースがございます。

これくらいならばいいか、と安易に考えず、軽率に約束はしないようにしてください。

以上、5つほど対応にあたっての注意点を挙げさせてもらいました。

今後も半グレや反社会的勢力に属する相手方の対応の注意点について情報提供をさせていただければと思います。
*執筆弁護士:若井 亮(若井綜合法律事務所。「迅速対応」「分かりやすい説明」「徹底した報告」をモットーとしている。不当要求への対応、詐欺被害への対応を多く経験している)

*画像はイメージです(pixta)

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