昨今、社員の健康管理などの観点から「ストレスチェック」を実施している企業があるようです。予め用意された質問に答えることで「自分にかかっているストレス」を計測するものです。
Aさん(20代・女性)は、3ヶ月に1回、会社から半ば強制的にストレスチェックを促されていますが、「自分のパーソナルな情報を会社に知られたくない」「セキュリティーが不安」と感じていて、できれば拒否したいと考えています。
若い女性の場合は、データを悪用されかねないと不安になるのも当然ですよね。ストレスチェックを拒否することはできないのでしょうか?
弁護士法人エースの竹内省吾弁護士に真相を聞いてみました!
Q.会社がストレスチェックを半ば強制的に受けるよう指示してくる。断っても問題ない?
A.問題ありません
竹内弁護士:「そもそもストレスチェックは、事業者に対し、従業員への受検を“勧めることができる”ものとされています。したがって、従業員が受検を強制されるいわれはありません。そもそも法的に受検義務がないので、断ることは可能です」
少々勇気がいるかとは思いますが、ストレスチェックは義務ではありません。嫌な場合は、きっぱりと断りましょう。
*取材協力弁護士:竹内 省吾(弁護士法人エース。企業法務・交通事故・不倫問題・残業代請求をはじめ、多岐分野に対応。弁護士とパラリーガルの緊密な連携により最短ルートで最善の解決へ。)
*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)