女子中高生に広がる「セクスティング」は深刻な被害に遭う可能性も

スマートフォンやPCの普及により、女子中高生などの若い女性が無防備に「セクスティング」行為を行っていることがあるようです。

「セクスティング」とは自分のヌードまたはセミヌードの画像や動画、もしくは性的なことを想像させるメッセージをSMS等で送受信することをいい、日本でのデータはありませんが、2008年のアメリカの調査では13歳から19歳の女性のうち、22%が自分のヌードやセミヌードを送信した経験があると答えています。

今回は、セクスティングの法的な問題点やセクスティング行為の危険性について解説したいと思います。

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●写真や動画の送信は児童ポルノの提供や公然わいせつに当たり得る

いわゆる児童ポルノ法では提供者が児童であっても適用されますので、18歳未満の女子中高生が自分のヌード画像や動画などを送信した場合は児童ポルノ提供罪に当たってしまいます。本来被害者として想定されている児童が児童ポルノ法で処罰されるのは妙な感じもしますが、実際に女子中高生が書類送検された例もありますので注意が必要です。

また、 SMSでアップした場合は不特定多数の人がヌード画像や動画を見られる状態になりますので、公然わいせつにも当たります。

 

●犯罪に当たらなくても深刻な被害に遭う可能性がある

セクスティングのリスクは、犯罪に当たる可能性があることのみにとどまりません。

いったんヌード画像や動画などを送信してしまった場合、半永久的に公開・拡散されてしまうと思ったほうがよいでしょう。

「顔は写していない」、「アカウントに鍵をかけている」、「送ってくれと頼んだ人は誰にも見せないし後で消すと言っていた」から平気だと思う人もいるかもしれません。

しかし、顔を写していなくとも、洋服、周りの風景、他にアップしている画像から自分が特定されてしまうリスクはあります。気づかずに位置情報をONにしたまま画像やメッセージを投稿してしまっている場合もあるでしょう。

アカウントに鍵をかけるなどして特定の人しか見られないようにしても、スクリーンショットや画像の保存により拡散させることができますので全く安心ではありません。

「誰にも見せないし後で消す」と言われてもインターネット上でしかあってない人の言うことを信用するのは危険すぎます。彼氏であったとしてもリベンジポルノの可能性があることについてはニュースでわかっているはずです。

一度セクスティングを行ったら、「過去の裸の画像や性的なメッセージが流出したらどうしよう」という不安がずっとつきまとうことになりかねません。

 

若い女性の方には、上記のリスクがあることを考えても自分のヌード画像などを送信する理由は何なのか、そこまでしてSMS上で人気を得たかったりお金が欲しかったりするのかを自分でよく考え、セクスティングを行わないようにしてほしいと思います。

 

*著者:弁護士 木川雅博 (星野法律事務所。通信会社法務・安全衛生部門勤務を経て、星野法律事務所に所属。破産・再生・債務整理を得意とする。趣味は料理、ランニング。)

*画像:sakkmesterke

木川 雅博 きかわまさひろ

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