この時期に多発する「2種類の詐欺」 その手口とは?

確定申告計算電卓書類仕事

今年も確定申告のシーズンがやってまいりました。

かくいう私も個人事業主ですので、確定申告の準備に追われております。

ところで、確定申告シーズンというのは、これにまつわる詐欺が多発する時期でもあります。今回は、確定申告シーズンにまつわる詐欺について紹介したいと思います。

まず、昔からあるものが「還付金詐欺」です。確定申告の際、申告をすると納めた税金(還付金)が戻ってくることがありますが、これを逆手にとったのが還付金詐欺です。

 

●還付金詐欺の手口

ターゲットに連絡をしてATMの前に行かせて、「今から振り込みますので振込のボタンを押してください。」「振込をするこちらの口座は●●銀行●●支店の口座ですので、それを入力してください。」と言われ、その通りの操作をすると、振り込んでもらえるはずが逆にこちらが振り込んでしまっている……これが還付金詐欺です。

最近はATMの前で携帯を使えないようにする、ATMの画面で注意を促すなど、銀行側も対策を講じているようですが、それでもなかなかこの還付金詐欺はなくならないようです。

 

●住宅関連の詐欺も多発

さらに、確定申告とは直接関係ないのですが、この時期によく見られるのが、賃貸住宅に関する詐欺です。

「賃貸借契約更新に伴う更新料を下記の口座にお振込みください。」「4月より当社が家賃収納の代行手続きを行うことになりましたので、今後の家賃は下記口座にお振込みください。」などというハガキを無差別に送り付け、だまされた人が指定口座に金銭を振り込んでしまうというものです。

電話でなく書面で来ることから、信じてしまう人も少なくなく、うっかりお金を振り込んでしまうという被害がいまだに続いているようです。

また、卒業、就職に伴う転居が多い時期でもあるので、市役所職員や警察官をかたった人物が、「居住者の確認です。」などという電話をし、後の詐欺に利用するために、家族の人数、氏名、年齢などを聞き出すなどの詐欺準備行為も行われているようです。

 

●何よりも人に相談すること

減るどころか増加の一途をたどっている振り込め詐欺ですが、詐欺に遭わないためにはとにかく「お金を渡す前に誰かに相談」です。

もちろん、詐欺犯人は、他人に相談されると詐欺が失敗してしまうわけですから、「絶対に他人に言わないでほしい」などと持ちかけますが、それを安易に信用しないことです。身内に相談してもいいですし、相談できる身内がいない、身内に相談できないというような場合は、警察に相談してもいいでしょう。弁護士は守秘義務があり、相談内容は第三者には絶対に漏れませんので、弁護士に相談するのがいいかもしれません。

とにかく、詐欺に引っかからないようにするには、少しでも疑問に思ったらとにかく誰かに相談、これに尽きるでしょう。絶対に詐欺に引っかからないようにご注意ください。

 

*著者:弁護士 山口政貴(神楽坂中央法律事務所。サラリーマン経験後、弁護士に。借金問題や消費者被害等、社会的弱者や消費者側の事件のエキスパート。)

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山口 政貴 やまぐちのりたか

神楽坂中央法律事務所

東京都新宿区津久戸町4-1 ASKビル2-B号室

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