海外に行くときに、梅干しやカップラーメンなどを持って行きたくなります。しかし、食品に関しては、持って行けないものが結構あります。
植物防疫所のサイトには、海外に持って行けないもの一覧が乗っています。国によって、持ち込みが制限されているものが異なりますが、それは、各国の防疫体制の違いによるものです(画像はアメリカ本土の例)。
■カップラーメンもアウト
梅干しは持って行けるようですが、カップラーメンは動物の肉や玉子を加工したものだから持ち込めないようです。上記のサイトにも書かれていますが、どのようなものが持ち込めないのかの情報が少ないので、注意した方が良いです。粉ミルクに関しては未開封のものなら持ち込めるようですが、事前に確認した方が良いです。
中には、カップラーメンが持ち込めたという方もいますが、それはたまたま持ち込めただけで、真似してはいけません。
輸入が禁止されている食品が、空港で発覚したときは、没収されます。
仮に、隠そうとして、持っていないと嘘をついてその嘘がばれると、罰金を取られます。罰金の額は日本円で20万円程度になることもありますので、注意してください。
この記事を読むような方にはいないと思いますが、商売として大量の禁制品を持ち込むと逮捕されることもあります。
現地の食べ物を食べるのも旅の楽しみです。現地で美味しいものを見つけてください。
*著者:弁護士 星正秀(星法律事務所。離婚、相続などの家事事件や不動産、貸金などの一般的な民事事件を中心に、刑事事件や会社の顧問などもこなす。)