一時停止した車を警察が取り締まる映像が話題に 警察の行為に違法性は?

ドライブレコーダーの映像が「酷過ぎる」と話題になっていました。

踏切前で一時停止しているドライバーに対して「一時停止していない」として警察が取り締まりを行おうとする映像です。

警察官は「あれは停まってなかったっすね…」などと発言し、近くの駐車場に誘導するまでが収められています。YouTubeのコメント欄によると、ドライバーがその場でドライブレコーダーを確認させて事は済んだということです。

今回は、このような誤った取り締まりの違法性についてと、自分が巻き込まれたらどうすれば良いのかを解説します。

踏切

パトカー

http://www.youtube.com/watch?v=0GbnjwhT4Lg

■警察官の行為は違法行為

交通違反の反則切符を切られ、それに不服で戦いたいという話はよく相談されます。

だいたいの場合は事実に争いがなく、ただ警察官の言い方にむかつく、、、などという方が多いのですが、この映像のケースの場合のように、証拠があれば切符を切られることもなく、放免されるという格好のケースですね。

この映像を見る限りでは、どう見ても一時停止していますので、警察官が何を根拠に不停止を主張しているのか全く不明であり、勘違いにも甚だしいものですね。よって、警察官の行為は、過失による違法行為といえ、国家賠償請求の対象となるでしょう。

 

■言いがかりだと証明する証拠がない時は

映像がなかった場合には、どうなるでしょうか。

戦うのであれば、明確に否認をして下さい。この場合、反則切符は切られ、点数も引かれますが、本当に警察官の嫌疑事項がでっちあげだという自信があるのであれば、否認しきることです。

そうすると、警察から区検察庁に担当が変わり、そのうち、区検察庁から呼び出しがあります。「認めれば罰金で済ませてやる。裁判なんか嫌だろう。」と検事からなだめすかされますが、そこはその手に乗ってはいけません。否認しきることです。

検事も立証できないと思えば、起訴猶予にせざるを得ないのです。起訴猶予になれば、反則金を支払う必要はなくなります。しかしながら、引かれた点数を取り戻すのは、ほぼ無理と思っておいて下さい。

*著者:弁護士 小野智彦(銀座ウィザード法律事務所。浜松市出身。エンターテイメント法、離婚、相続、交通事故、少年事件を得意とする。)

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小野智彦
小野 智彦 おのともひこ

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